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女性にモテるレザージャケットのデザイン

前回まではこちらをご覧ください。

女性にモテるレザージャケットの選び方


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モテる為に努力している男性の皆さん、こんにちは。
女性にモテるレザージャケットの「デザイン」に関して説明していきます。

レザージャケットのデザインで、まず避けたいのは、「A2」「G1」「B3」「B6」といったフライトジャケットです。

フライトジャケットは、「茶色」が基本色と言えるくらい、ほとんど茶色ですので、そもそも「女性にモテるレザージャケット」の候補に入らないかも知れませんが、誰かが間違いを犯してしまうのを避けるため、簡単に理由を説明していきます。

フライトジャケットとは、元々、軍用品として開発され、支給されていたものです。
当時のアメリカ人達は、戦争にオシャレをしていく文化が無かったので当然なのですが、デザイン性よりも圧倒的に実用性と機能性を重視して作られています。
その為、女性から見ると少し男臭くなり過ぎてしまいます。

「男らしい」というのは、良いのですが「男臭い」はNGです。

また、フライトジャケットは、作り自体が大きめなので、痩せている人が中にTシャツ一枚の「ジャストサイズ」で着こなすには、ジムで相当に身体を鍛えないと厳しいかと思います。

どうしても、フライトジャケットを着ながら女性にモテたい場合や、宗教上の理由でフライトジャケットしか着ることが許されない場合は、「A2」「G1」などを現代風にタイトなシルエットにモデファイしたモデルがたまにありますので、そちらを選べば良いかと思います。

ちなみにフライトジャケットの中でも「MA-1」だけは大丈夫です。
「MA-1」は、本来ナイロン製の表地がオリーブ色で、裏地がオレンジ色というセンスのない配色に加え、着丈が異様に短く、身幅が太いという激しくダサい服でした。

ところが、2015年に「MA-1」が流行した為、現在では、黒のレザーで現代風なタイトなシルエットにモデファイされた良いものが結構あります。

「MA-1」を他のフライトジャケットと比べた時に「襟」と「貼り付けポケット」という男臭いデティールが無い為か、シンプルに見えますし、元々がナイロン製のジャケットなので、レザーで作られたものは基本的に「黒」が多く、「男臭い」フライトジャケットの中でも「シンプル」なものになります。

頭の良い方は、お気付きかもしれませんが、女性にモテるレザージャケットの「デザイン」において「シンプル」というものは大変重要なキーワードになります。

いったいなぜ「シンプル」であるという事が重要なのか?
掘り下げて説明していきたいと思います。

女性に「好きな男性のファッションは?」という質問をすると…
まず、ほとんどの確率(7~8割程度)で「シンプル」という答えが返ってきます。

ニュアンスはある程度変わったりしますが、だいたい「シンプル」が好きという内容です。
残り2割程度の答えは「その人に似合っていればなんでもいい」とか「カジュアル」「綺麗めな服装」というものになります。

女性にとって、男性のファッションは無難であること、大人っぽいこと=「シンプル」であることが最も求められているケースがほとんどです。

「その人に似合っていればなんでもいい」という課題は、パーソナルカラー診断で似合う色を精査し、「ジャストサイズ」を理解していればクリア出来ます。
「綺麗めな服装」という課題は、「清潔感」を出していて、派手にダメージ加工されていない洋服を着ていればクリア出来ます。

そう、残る課題は「シンプル」だけです。
つまり、「シンプル」さえクリアすれば、良いんです。

では、レザージャケットにおいて「シンプル」とはどういうことか簡単に説明する為に、レザージャケッットのデティールにおいて「シンプル」でないだろうというものを抜粋し箇条書きにまとめてみました。
さらに、それぞれを○、△、×というランクに分けております

○…出来ればないほうがいいが、あっても問題にならない。
△…出来ればないほうがいい
×…ないほうがいい

1. 「フード」 → ○

レザーパーカーの首元についている頭巾のようなものです。
デート中に被ることは無いと思うので、いらないでしょう。
しかし、女性から「フード」は可愛いという意見もありますので「○」にしておきます。
ただし、レザーパーカーは、全体のデザインが「シンプル」でない場合があるので注意が必要です。

2. 「スタッシュポケット」 → ○

EASTWESTのジャケットの首裏についている隠しポケットのことです。
マリファナを入れる為の隠しポケットの為、通常の着用状態で見えないので「○」です。

3. 「ボア襟」 → ×

男性ウケと防寒性だけはあるのですが、ドカジャン的なイメージが強いので、非常に男臭いデティールになり、女性ウケは全くないと思われるので「×」です。
いわゆる職人好きな女性にウケるかもしれませんが、筋肉と焼けた肌があれば、「ボア襟」は必要ないです。

4. 「チンストラップ」 → △

シングルライダースなどについている襟を留めるストラップです。
そこまで目立つものでもないので、ボタンで留めるものなら「○」、バックル式でしたら難しい判断になりますが厳つくなるようなら「△」です。

5. 「エポレット(肩章)」 → △

これは元々、軍服についていたもので、レザージャケットでは、ダブルライダースについていることが多いです。
エポレットがあると少し厳つくなります。少し男臭いデティールなので「△」です。

6. 「パテッド」 → ×

これはバイクで転んだりした時に肩から二の腕、肘)あたりの衝撃を和らげてくれる低反発のスポンジパッドを中に入れ、革を外当てしたものです。
パテッドがあるとかなり厳つくなる為「×」です。
バイクに乗る時に便利な機能は、女性とのデートでは必要ないことが多いですね。

7. 「ロゴパッチ」 → ×

ジャケットの胸や肩などについているブランドロゴやブランドネームが入っているレザーパッチのことです。
どこのブランドなのかという事よりも「自分に似合う」「シンプル」ということを優先する必要があり、当然ですがパッチがついていないほうが「シンプル」になるので「×」です。

8. 「ネームタグ」 → ×

これは主にフライトジャケットの胸あたりについているもので自分がどこの国の軍隊(陸軍、海軍、空軍)に所属するかを示すものです。
自分の名前を入れることが出来たりもします。
さすがにお分かりだと思いますが「×」です。

9. 「アクションプリーツ(アクションバック)」 → ×

袖の後ろの部分や背中の中央にとられた、動作を楽にするためのプリーツのことです。
アクションプリーツのあるジャケットは、腕を前に出しやすいのでバイク乗車時におススメです。
ただし、服を着た時にダブついて見えることが多い為、ないほうがいいです。
女性との街でのデートでの必要性がライダースを着た状態でお姫様抱っこをする場合を除いてほぼ皆無なので「×」です。

10. 「エルボーパッチ」 → △ or ×

ジャケットの肘部分についているもので、元々は、狩猟服のデザインに由来します。
肘を地面につけて銃を構える際に擦り切れを防ぐ、補強のためのデティールです。
このデティールは、男臭いというよりも、もはや、ジジ臭いものになります。
シンプルで本体と同色で目立たないなら「△」、キルテイング仕様、本体と違う色なら「×」です。
女性によっては、学生時代のおじいちゃん先生が、エルボーパッチ付きのツイードジャケットを着ていた記憶があったりするものなので避けるのが無難です。
モテるには「ある」ことより「ない」ことを選択しなければなりません。

11. 「Dポケット」 → ×

ヴィンテージのダブルライダースの腹部に見られるデティールになります。
個人的には好きなデティールなのですが、Dポケットがあると、アメカジらしさが強くなり、男臭くなってしまいますので「×」です。

12. 「フラップポケット」 → △ or ×

フライトジャケット、デニムジャケットタイプやウエスタンシャツタイプのレザーシャツなどに見られるデティールです。
フラップポケットが小さいサイズ (煙草1箱が入る程度)が2つ胸ポケットにある程度でしたら全く問題ないです。
小さいサイズでしても3つ以上あるとなるとあまり見ないデザインになりますので判断が難しいですが「△」になってくると思います。
お腹周りに2つ大きなサイズ(縦:約15cm以上~)のフラップがあるものは「×」です。

13. 「レーシングストライプ」 → ×

シングルライダースに見られるデティールで、黒いボディに白、黄色、赤などのレザーが2~3本、両腕や胴体に縫製されていることが多いです。
当然「シンプル」ではなく派手なので「×」です。

14. 「チケットポケット」 → ○

ブリティッシュライダースによく見られるデティールです。ほとんどが左袖についていて、ファスナー仕様になります。
デニムジャケットタイプやウエスタンシャツタイプのレザーシャツなどに見られるフラップポケット同様にベースとなるデザインと認知されていたり、目立たなく、男臭くない為、「○」にしておきます。

15. 「アジャスターベルト」 → ○ or △ or ×

ジャケットや腰や裾の両脇についているサイズを微妙に調節出来るベルトになります。
ブリティッシュ系のライダースについている確率が高いです。
調節出来るサイズはジャケットにもよるが微々たるものなので実際には、デザインとしての役目の方が大きいと思います。
2本ならそこまで目立たなく男臭くもない為、「○」です。
4本だと「△」といった感じでしょうか。
基本的に2~4本ぐらいですが、稀に6本や8本ある場合もあります。
6本以上となると「×」です。

16. 「スタッズ」 → ×

これは、あまり見かけませんが、ダブルライダースだと襟やエポレット、ウエストベルトなどの部分に取り付けられているデティールです。
基本的にスタッズの数が多ければ多いほど、常軌を逸したデザインになりますので、売れているミュージシャン、アーティスト、俳優の方などでない限り変質者か危険人物になってしまいます。
パンクスピリットを否定するわけではないですが「×」です。

17. 「ウエストベルト」 → ○ or △

ダブルライダーズの腰部分についているベルトのようなデザイン、またはベルトのことです。
前者がスナップボタンで留めるタイプ、後者がバックルで留めるタイプです。
スナップボタンで留めるタイプは、ブリティッシュ系のライダースについています。バックルのほうは、アメリカンライダースについています。
スナップボタンのほうは「○」、バックルのほうは形状にもよると思いますが厳つくなるようなら「△」ですかね。
どちらも前開け前提で着るなら、結構邪魔なので個人的には、必要ないです。

18. 「レースアップ(サイドレース仕様)」 → ×

腰の両脇が靴ひものようになっていてインナーの厚み、使うベルトなどでサイズ調整できる便利な機能です。
ですが、デート中の必要性は特に無いと思われます。男性の中でも好き嫌いが大きく分かれるものなので当然ないほうが良いです。「×」です。

19. 「金色のファスナー&ボタン」 → ×

アメリカンライダースはだいたい、黒ベースに金色のファスナー、ボタンがついています。
黒に金という組み合わせはラグジュアリーなイメージがありますが、同時に厳つく男臭くもあります。
さらに、ほとんどが真鍮製の為、時間が経つと変色してしまいますので「清潔感」の観点からもお勧めできません。「×」です。

20. 「多すぎるファスナー」 → ×

レザージャケットのファスナーの基本数は、だいたい5本となっています。フロントファスナー、両袖先のファスナー、ポケットのファスナーという感じです。
デザインにもよりますが、ファスナーが8本、9本あたりから、おそらく「シンプル」ではないと思いますので「×」です。

とまぁ、デティールに関しては、こんなところでしょうか。

レザージャケットを選ぶ際の指標として
「○」はいくつあっても問題ないですが「△」は2個まで「×」が0個のジャケットを選べば、それは問題ないと思います。

心配な方は「○」を2個まで、「△」を1個までとかより強い制限をかけてみて下さい。
本当に「シンプル」なものしか選べなくなるように設定されています。

それと、必ずジャケットの中から選んで下さい。
制限をかけ過ぎたが故にレザーベストやレザーのTシャツ、ベースボールシャツなど選ばないで下さいね?

そんなこと言っても選ぶのがメンドクサイ、考えるのがメンドクサイという方もいると思いますので…

次回は、「シンプル」なレザージャケットを定番ブランドや流行りの中からピックアップしてみます。

それではまた。


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