ホーム » 財布のファスナー修理案内

財布のファスナー修理案内

財布ファスナー修理

「ルイヴィトンの財布のファスナーが閉まらないだけど直せる?」
「お財布のファスナーが壊れたんだけど・・・」
「財布のファスナー引手(持ち手)が外れた><」
「ボッテガ財布のジッパー修理を頼みたいです」

レザーリフォームでは、このように財布のファスナー(ジッパー)修理や直し方に関するご相談についてもお問い合わせいただいております。
ファスナーは、財布を使用する上では必ず動かす部分なので、それだけ壊れやすいパーツでもあります。
3年以上使用している場合は不具合が出て来る可能性があります。
ここでは財布のファスナー(ジッパー)修理について、詳しく解説していきたいと思います。

財布のファスナー(ジッパー)の種類・特徴

まず、ファスナーとジッパーは、同じものを指します。
ファスナーは、英語で「fastener」(留め具)を意味する言葉から来ています。一方、ジッパーは、1921年にアメリカのメーカーが命名した元登録商標です。
日本では、1927年に尾道で「巾着 (きんちゃく)」からもじって、ファスナーを「チャック印」として販売したところ評判になり、「チャック」という名前が定着しました。

ファスナーが財布に使用されている個所は、主に2ヶ所で「ラウンドファスナー」「小銭入れファスナー」となります。

ラウンドファスナーとは、長財布の外周3辺(コの字型)がファスナーで覆われており、ファスナーを開くことで財布を開けることが可能となる構造です。
ファスナーを開けると内部が大きく開くため中身が見やすく、整理しやすいのが魅力なため、多くのカードポケットや紙幣、小銭を収納することが出来る財布です。
似た形状で2辺がファスナーのL字ファスナーという構造もあります。

小銭入れファスナーは、小銭入れに使用されているファスナーになります。

そんな財布のファスナー(ジッパー)に修理が必要になった場合に、どこに相談したら良いのか、どんなことが出来るのかをここでは紹介していきたいと思います。

財布のファスナーの修理について

財布のファスナーの修理方法は大きく分けて2つの方法があります。①正規店(並行店)での修理か、②修理専門店での修理です。
正規店に依頼する場合と、一般の修理業者にする場合とで、メリットとデメリットを比較してみましょう。

①正規店のメリット

まず、正規店に依頼する場合のメリット。

  • 本物であれば修理受付してくれるが、並行輸入品、海外購入品は修理を受付けない場合がある
  • ギャランティ―カードや領収書、購入保証書がないと修理を受け付けない場合がある
  • オリジナルのパーツで修理してもらえるが、修理金額が高額になる場合が多い
  • 見積もりや納期に長く時間がかかる場合が多い

②修理専門店(レザーリフォーム)のメリット

続いて、一般の修理業者に依頼する場合のメリット。

  • 入手ルートに関わらず修理の受付が可能(保証書等も不要です)
  • 純正品、純正パーツは再利用、パーツがない場合には類似のものと交換
  • 修理費用は正規店と比較して安価
  • 見積もりや納期は正規店と比較すると圧倒的に迅速

③まとめ

以上のように、財布のファスナーの修理については、正規店に依頼する場合と、一般の修理業者にする場合とで、それぞれにメリットがありました。どちらの方法を選択するかは、お客様のご予算やご希望によって異なりますが、正規店でご購入されたものでれば、まずは正規店にご相談してみるのが良いでしょう。

修理代の相場については、正規店と専門店、両方に見積もりを出してもらうのが確実ですが、正規店での修理代金は修理専門店の1.2倍~2倍くらい、基本的には正規店の方が少し高いことが多いです。

なお、正規店であっても、修理専門店であっても、状態によっては修理が不可能な場合はあります。ただ修理可能かどうかの基準は正規店と修理専門店とで異なりますし、修理専門店の中でも変わってきます。正規店に断られてしまった場合でも、修理専門店の場合には修理ができる場合がありますので、幾つかの店舗に相談してみるのをオススメします。

財布のファスナーの主な修理内容と直し方

  • ファスナーが閉まらない、壊れた
    ファスナーを交換することによって直すことが出来ます。
  • 引手金具(取っ手)が取れた
    革の引手の場合、新しく作成取り付けを行うことが出来ます。金属の引手の場合は似たものに交換します。
  • ファスナーの滑りが悪い、固い、引っかかる
    ファスナーの滑りが悪い原因はいくつか考えられますが、ファスナー交換で直ることがほとんどです。
  • 財布のファスナーのスライダーを交換したい
    ファスナーとスライダーは一緒に交換するのがベストですので、ファスナー交換で修復可能です。
  • サビなどファスナーの汚れが気になる
    ファスナーは生地と金属が一体になっており既存のファスナーをキレイにするのは難しいので、ファスナー交換で新品に交換します。
  • 財布のファスナーがゆるい
    ファスナーのスライダーが勝手に開いてしまう場合、ロック(勝手に開かない)のファスナーに交換すれば、開かなくなりますので直ります。
  • 噛み合わせがおかしい
    ファスナーを閉めても開いてきてしまう場合、ファスナー自体の摩耗で交換した方が良いので、ファスナー交換を行います。

ファスナー交換の修理行程

財布のファスナーの主な修理内容として、ファスナー交換を題材に、修理工程について紹介していきます。
新しいファスナーは、なるべく現状に近いものをご用意して交換していきます。

具体的な修理工程を見ていきます。

① 「解体」

まずは財布を解体していきます。ボロボロになっている場所もありますので、破れたりしないように慎重に外していきます。

② ファスナーを取り外し、新しいファスナーを用意します

元のファスナーを取り外したら、新しいファスナーの長さを調整し、必要に応じて上止め、下止めを取り付けて、準備します。
ファスナーの長さの調整は、ムシと呼ばれる金属を一つ一つ外す必要があるため、簡単そうに見えて技術が要ります。

③ 「貼り込み」

新しいファスナーを、本体に貼り込んでいきます。
ファスナーテープの出ている幅と、最終的な見た目が決まる重要な作業です。
貼り込みの段階でズレてしまうと縫製もズレてしまい、後々の工程に大きな影響を与えるので、熟練した職人の技術が求められます。

④ 「縫製」

貼り込みを終えた品物を、ミシンで縫製していきます。
元の縫い目を拾いながら一針ずつ丁寧に縫製していきます。細かい技術と注意を要する手作業です。
熟練した職人が、数ミリ単位の細かな変化を見極めながら、長年の知識と技術で財布を仕上げていきます。この作業もまた、財布の快適性や耐久性に大きく影響する非常に重要な工程の一つです。

以上、財布のファスナー交換についてご紹介でした。

レザーリフォームではルイヴィトン、ボッテガ、グッチ、エルメス、bally、プラダ、シャネル、クロムハーツ、コーチ、マークジェイコブス、ポールスミス、その他ブランド問わず、ファスナー修理について、ご相談を承っております。お気軽にご連絡ください。

レザーリフォームでの修理実績

ルイヴィトン 財布のファスナー修理

クロムハーツ 財布のファスナー修理

ボッテガヴェネタ 財布のファスナー修理

エルメス 財布のファスナー修理

コーチ 財布のファスナー修理

シャネル 財布のファスナー修理

レザーリフォームでの参考修理料金

修理内容 値段
外側メインファスナー交換 1万3,200円(税込)
小銭入れファスナー交換 9,900円~(税込)
レザープルタブ(革の引手)交換 6,600円(税込)
クロムハーツのメインファスナー交換 2万4,200円(税込)
クロムハーツの小銭入れのファスナー交換 1万5,400円(税込)

※ ブランドオリジナルの引手は流用
※ ボッテガヴェネタのジップアラウンドというモデルの場合、外周のヘリ巻き革に破れがある場合、ファスナー交換と同時にヘリ巻き革交換も必要になる可能性があります。