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レザーパンツのサイズダウン(ウエストや脚幅詰めなど)案内

「通販でレザーパンツを買ったら少し大きかったのですが…」
「中古で買ったパンツのサイズを合わせたい」
「体形が変わったってゆるくなったので詰めてほしい」
「ライディングパンツの裾を詰めたい」

レザーリフォームでは、レザーパンツのサイズダウンに関するご相談を多数いただいております。

デザイン性の高いパンツや、ライディングパンツのように立体的な構造のものは、一箇所のみ・外側のみの調整では全体のバランスが崩れてしまうことがあります。

さらに、詰め幅が大きい場合にはポケット位置との兼ね合いもあり、仕上がりに違和感が出る可能性があります。
こうした仕上がりの差を防ぐためにも、状態やデザインに合わせた方法で進めることが大切です。まずはお気軽にご相談ください。

ここでは、レザーパンツのサイズダウン修理について、具体的な方法やポイントを詳しくご紹介いたします。

レザーパンツのサイズダウンの方法

ジャケットに比べ、作りが単純なパンツはサイズダウンしたい場所も明確になりやすいアイテムです。
ただ実際には、どの部分をどのくらい詰めるかによって、履き心地やシルエットが大きく変わったり、デザインにも影響を及ぼすこともあります。

そこでここでは、どんな場合にどこを調整するとよいのか、またきれいに仕上げるための方法についてご紹介します。

ウエスト・ヒップを詰めたい場合

ウエストが少し大きい程度であれば、ベルトである程度の調整は可能です。
ただし、その程度が大きい場合は、ウエスト部分に不自然なシワが出たり、パンツが下がってきたりすることがあります。

また、ヒップが合っていないと、見た目のバランスが崩れるだけでなく、パンツの重さをウエストだけで支える状態になってしまいます。
その結果、履き心地が悪くなったり、革に負担がかかって傷みやすくなったりすることも。

そのため、ウエストやヒップにゆとりがありすぎる場合は、体に合ったサイズへ調整することをおすすめしています。

脚幅を細くしたい場合

脚まわりを細くしたい場合は、どこをどれだけ詰めるかで、仕上がりの印象が大きく変わります。

調整箇所は、主に足の付け根(ワタリ)、太腿、ヒザ、裾の4カ所をご指定いただくことで、全体のバランスを見ながら自然なシルエットに仕上げることが可能です。
なお、調整できる範囲についてはお客様のご希望に合わせて対応いたします。「太ももはそのままでヒザ下だけすっきりさせたい」といった部分的な調整も承っております。

また、パンツに柄・切り替え・ワッペンなどのデザインがある場合は、見た目を損ねないように、両脇から詰める方法を選ぶこともできます。
デザインやバランスを見ながら最適な方法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

丈を詰めたい場合

裾に装飾がなく、特殊な形でもないレザーパンツであれば、丈詰めは主に以下の3パターンで対応できます。

・切りっぱなし
・折り返して接着
・折り返してステッチ仕上げ

通常は、元の仕様に近い仕上げで作業いたします。
もちろん、あえて別の仕上げに変更することも可能ですので、ご希望があればお知らせください。

一方で、裾にファスナーが付いているものや、装飾・切り替えのあるパンツは、裾からそのまま丈を詰めると全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
また、ライディングパンツのような立体裁断のパンツでは、裾だけを短くすると、ひざ下だけが不自然に短く見える場合もあります。

そのようなケースでは、ヒザ付近や太もも部分で丈を調整する方法も可能です。
既存の縫い目がない場合でも、どこに新たに縫い目を設けるのが自然かを含めてご提案できますので、安心してご相談ください。

シルエットを変えたい場合

レザーパンツはサイズ調整だけでなく、シルエットそのものを見直すことも可能です。
たとえば、
「太めのシルエットを細身にしたい」「ブーツカットをストレートにしたい」「全体の印象を今っぽく整えたい」といったご希望にも対応できます。

今の体型やお好みに合わせて調整することで、もう一度履ける一本としてよみがえらせることができます。
箪笥の肥やしにしてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

レザーパンツのウエスト・ヒップ詰めに関して

レザーパンツのウエスト・ヒップ詰めの場合、詰め幅によって作業方法が異なります。
まずはウエストとヒップの位置に関してご確認ください。

作業方法①両脇の縫い目で作業

平置き2cm(ぐるり4cm)以下の詰め幅であれば、両脇の縫い目(アウトシーム)だけで作業が可能です。
両脇の縫い目だけで作業するので、バックポケットの距離が近くならず、最も自然な仕上がりになります。
平置きで2cm(全体で4cm)以上詰める場合、両脇のみの調整では全体のバランスを整えるのが難しくなることがあります。
平置きで2cm以上の詰め幅をご希望で両脇の縫い目のみでの作業をご希望の場合は、実際の形状やポケットの位置などを現物確認のうえでご案内いたします。

作業方法②三方詰め(両脇の縫い目と背中心)

平置き2.5cm(ぐるり5cm)以上の詰め幅の場合、「三方詰め」という方法で作業をします。
「三方詰め」両脇(アウトシーム)とヒップ中心の縫い目の3箇所でバランスを見ながら詰めていく方法で、詰め幅が大きい場合の調整ができるのが特徴です。
また、3箇所で調整することにより、両脇のみでの作業した場合の「ポケットが両脇に寄りすぎる」ということを防ぐこともできます。

「三方詰め」は平置き8cm(ぐるり16cm)程度まで作業可能ですが、詰め幅が大きくなるほど、バックポケットの距離が近くなってしまうので、仕上がりが不自然になります。

注意点:作業後の変化

どちらの作業方法におきましても、詰め幅を大きくするためにはフロントポケットを若干小さくする必要があります。
また、ウエストを詰める場合は、ウエストベルト部分に新たに縫い目を設けて調整いたします。

なお、ポケットを小さくしたくない場合は、縫い目の後ろのみで作業することも可能ですので、ご希望の際は事前にお申し付けください。

レザーパンツのウエスト・ヒップ詰めの料金
・ウエスト・ヒップ詰め(両脇の縫い目で作業):2万5,300円(税込)
・ウエスト・ヒップ詰め(三方詰め):2万9,700円(税込)

レザーパンツの脚幅詰めに関して

レザーパンツの脚幅詰めも詰め幅によって作業方法が異なります。
まずは各箇所の位置に関してご確認ください。

脚幅は、上からワタリ、太腿、ヒザ、裾の4箇所あり、全てを作業することはもちろん、各箇所ごとに作業しないこと(現状維持)も可能です。

作業方法①片側の縫い目で作業

平置き2cm(ぐるり4cm)以下の詰め幅でしたら、インシーム(脚の内側の縫い目)かアウトシーム(脚の外側の縫い目:両脇の縫い目)のどちらか、片側の縫い目だけで作業が可能です。

ただし、仕上がりのバランスを考えると、詰め幅が小さい場合でも、インシームとアウトシームの両側から調整する方法をおすすめしています。

※インシームだけで作業する場合、ワタリを作業する分だけ、股上が詰まりますのでご注意ください。
以下のようにワタリは、インシームにおいて、股上と連動している部分のため、インシームでワタリを詰める分だけ、股上を詰めることになります。
※股上を詰めたくない場合、ワタリはアウトシームのみで作業する必要があります。

作業方法②両側の縫い目で作業

平置き2.5cm(ぐるり5cm)以上の詰め幅の場合は、インシームとアウトシームの両側の縫い目からバランスよく調整する方法での対応となります。
片側のみで大きく詰めてしまうと、シルエットや着用時の違和感が出やすいため、この方法が基本となります。
なお、基本料金での作業はインシーム(内側の縫い目)片側のみでの調整となります。両側の縫い目での作業をご希望の場合や、詰め幅が大きい場合は、追加の作業内容としてのご案内させていただきます。
※両側の縫い目で作業する場合は、インシームで作業するワタリの詰め幅分だけ、股上が詰まります。

レザーパンツの脚幅詰めの料金
・脚幅詰め(太腿とヒザのみ):9,900円(税込)
・脚幅詰め(ワタリ・太腿・ヒザ):1万3,200円(税込)
・脚幅詰め(太腿・ヒザ・裾):1万3,200円(税込)
・脚幅詰め(ワタリ・太腿・ヒザ・裾):1万6,500円(税込)

・片側の縫い目でアウトシームのみで作業する場合:+4,400円(税込)
両側の縫い目で作業する場合:+9,900円(税込)

レザーパンツのサイズダウンの主な修理内容と直し方

    • 大き目なレザーパンツをネットにて購入しました。サイズダウンは可能ですか?
      もちろん可能です。持ち込み予約にてご来店いただくか、詰め幅の希望寸法をお知らせの上ご依頼ください。
    • 38インチを34インチに直したいです。お願いできますか?
      ブランドによって規格のが違うため、ウエスト、ヒップ、脚幅、股上、丈それぞれのご指定をお願いいたします。
    • シングルタック仕様にする事は可能でしょうか?
      可能です。ウエストの詰め幅に応じてタックの幅を決定いたしますので、お気軽にご相談ください。
    • 遠方で来店が難しいのですが、どの程度詰めたらいいかがわかりません。
      現在ぴったりだと感じるパンツをサンプルとして一緒にお送りいただければ、当社にて採寸し、最適な詰め幅をご提案いたします。
      サンプルはレザーパンツでなくても問題ありません。
      また、「サンプルとご依頼品の中間くらいのサイズにしたい」といったご要望にも対応可能です。
      それぞれの寸法をもとに調整内容をご案内し、ご納得いただけるまでご相談を承りますので、お電話やメールにてお気軽にお問い合わせください。

レザーパンツのサイズダウンのお直し工程

レザーパンツのサイズダウンのお直し工程について紹介していきます。
具体的な修理工程を見ていきます。

① 「解体」

まずは、サイズダウンに必要な箇所のパーツを丁寧に外していきます。レザーパンツは、ベルトやベルトループ、裏地など複数のパーツが複雑に組み合わさって作られているため、どこをどのくらい解体するかが仕上がりに影響します。

また、ヴィンテージや長年着用されてきたレザーパンツの場合、革自体が弱っていたり、縫い糸が劣化していることも少なくありません。そのため、専用の工具を使い分けながら、革を傷めないよう慎重に解体作業を進めていきます。

② 「裁断」

どのくらい詰めるかを考慮して、裁断する箇所と縫製する箇所のラインを引き、裁断していきます。
このラインによって、サイズだけでなくシルエットまで変わってくるので、慎重にラインを考えなければなりません。
これは豊富な知識と経験、そして高度な技術が求められます。

③ 「縫製」

縫製は経験豊富なスタッフが担当し、できる限り元の縫い目のラインや構造を活かしながら仕上げていきます。
ステッチが入っている場合は、可能な限り元の針穴にミシン針を通して縫い直します。
こうすることで、修理後も違和感の少ない自然な仕上がりになります。
革は生地とは異なり、一度開いた針穴を元に戻すことができません。
そのため、一針一針の位置を確認しながら、慎重かつ丁寧に作業を進めていく必要があります。

以上、レザーパンツのサイズダウンについてご紹介でした。

レザーリフォームでの修理実績

レザーリフォームでは、これまでに多くのサイズダウン修理を手掛けてきました。
ここでは、過去の修理実績と参考価格をご紹介いたします。ぜひ、ご依頼の際の参考になさってください。

ウエスト・ヒップ詰め

例① アルパインスターズ ライディングパンツ ウエスト詰め:2万5,300円(税込)

ウエストを詰めました。
両脇のゴム部分と背面シャーリングの前方で作業しております。
なお、アジャスターベルトは詰める分だけ短くしております。

商品はお持ち込みいただき、詰め幅をご相談のうえ作業いたしました。

例② クロムハーツ レザーパンツ ウエスト詰め:2万5,300円(税込)

ウエストを詰めました。
両脇の縫い目で作業し、ウエストベルトに縫い目を新設しております。

なお、商品はご配送いただき、詰め幅はお客様よりご指示いただき作業しております。

丈詰め

例① ライディングパンツ 丈詰め:3万0,800円(税込)

丈詰めを行いました。

立体的な構造のため、太腿部分とひざ下部分の長さをそれぞれ調整する形で、2カ所から丈詰めを行っております。
裾のファスナーは詰める分だけ上に移動いたしました。
商品はご配送にてお送りいただき、作業しております。

例② ルイスレザー レザーパンツ 丈詰め:5,500円(税込)

丈詰めを行いました。
商品はご配送にてお送りいただき、作業しております。

脚幅詰め

例① ダイネーゼ ライディングパンツ 脚幅詰め:3万2,100円(税込)

付け根・太もも・ひざ部分の幅を詰める調整を行いました。
ブランドロゴが消えないよう配慮し、内側(インシーム)と外側(アウトシーム)両方の縫い目を使って仕上げています。

採寸につきましては、立体的な構造で詰め幅の判断が難しいとのことで、実際に商品をお持ち込みいただき、状態を確認しながらご相談のうえ最適な幅に決定いたしました。

例② HYOD ライディングパンツ 脚幅詰め:2万3,100円(税込)

ふくらはぎと裾の脚幅詰めを行いました。
商品の詰め幅はお持ち込みいただき、ご相談したうえで決定いたしました。

例③ ショット レザーパンツ 脚幅詰め:2万6,400円(税込)

ワタリ・太腿・ヒザ・裾の脚幅詰めを行いました。
内側(インシーム)と外側(アウトシーム)両方の縫い目を使って仕上げています。
商品の詰め幅はお持ち込みいただき、ご相談したうえで決定いたしました。

ウエスト・ヒップ・脚幅詰め

例① アルパインスターズ ライディングパンツ ウエスト・ヒップ・脚幅詰め:4万8,400円(税込)

ウエスト・ヒップおよび、ワタリ・太もも部分の幅詰めを行いました。

ワタリ部分を詰めた分、股上も詰めております。
ジャケットと連結するためのウエストのファスナーは取り外しいたしました。

なお、商品はご配送いただき、作業しております。

例② ラングリッツ レザーパンツ ヒップ・脚幅詰め:3万8,500円(税込)

ウエスト・ヒップおよび、ワタリ・太もも・ひざ部分の幅詰めを行いました。

ウエストとヒップは、両脇とヒップ中心の三か所で詰める「三方詰め」にて調整し、腰ベルト部分には新たに縫い目を設けて仕上げています。
脚幅は外側の縫い目(アウトシーム)のみで調整しました。

なお、商品はご配送いただき、作業しております。

脚幅詰め・丈詰め

例① アルパインスターズ ライディングスーツ 脚幅・丈詰め:3万4,100円(税込)

ひざ部分の幅詰めと丈詰めを行いました。

カラーデザインの印象が大きく変わらないよう、内側(インシーム)と外側(アウトシーム)の両方から調整しました。
また、丈詰めはシャーリング上部で処理し、全体のバランスを保ちながら仕上げています。

商品はご配送いただき、採寸については同梱いただいた類似のライディングスーツを基準にいたしました。

例② クシタニ ライディングパンツ 脚幅詰め・丈詰め:4万2,900円(税込)

ふくらはぎ・裾の脚幅詰めと丈詰めを行いました。
丈詰めは太腿部分とひざ下部分のバランスを見ながら、膝上と裾の2カ所で行っております。
裾を詰めた分ファスナーも短くしております。
商品は配送にてお送りいただき、詰め幅はお客様よりご指示いただき作業いたしました。

例③ ショット 脚幅・丈詰め:2万6,400円(税込)

ワタリ・太もも・ひざ部分の幅詰めと丈詰めを行いました。
脚幅は内外両側の縫い目を使って調整しており、その影響で股上は約1cm短くなっています。

丈詰めは元の仕様に合わせ、カットオフで仕上げました。
なお、商品はご配送いただき、作業しております。

ウエスト・ヒップ・脚幅・丈詰め

例① ダイネーゼ ライディングパンツ ヒップ・脚幅・丈詰め:4万5,100円(税込)

ヒップ、太腿の脚幅、丈詰めを行いました。

ヒップは5カ所の縫い目、脚幅は片側の縫い目で作業しております。
丈に関してはデザインを損ねないよう、膝のシャーリング上部で詰めております。

なお、商品はご配送いただき、作業しております。

例② LEVIS レザーパンツ ウエスト・ヒップ・脚幅・丈詰め:4万4,000円(税込)

ウエスト・ヒップ、ワタリ~裾の脚幅、丈詰めを行いました。

ウエスト・ヒップは両脇で作業し、ウエストベルト両脇に縫い目を新設いたしました。
脚幅に関しては外側の縫い目(アウトシーム)のみで作業し、裾については切りっぱなしにしています。

なお、商品はご配送いただき、作業しております。

レザーリフォームでの参考修理料金

修理内容 値段
ウエスト・ヒップ詰め 2万5,300円(税込)~
脚幅・股上詰め 9,900円(税込)~
丈詰め 3,300円(税込)~

採寸方法がわからない場合は以下のページをご参照ください。

採寸方法

クロムハーツボトムの修理について