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ビジネスバッグの修理案内

「ボッテガのビジネスバッグ、持ち手が擦り切れてしまって。。」
「PRADAのブリーフケース、パイピングが飛び出てしまったんですけど直せますか?」

レザーリフォームでは、このようにブランド物のビジネスバッグの修理・加工の依頼、お問い合わせが日々、数多く寄せられます。
革製品の専門家と職人集団であるレザーリフォームが、ビジネスバッグの修理・加工について、詳しく解説していきたいと思います。

ビジネスバッグの種類・特徴について

デキるビジネスマンの必需品である高級ブランドのビジネスバッグ。ビジネスバッグには様々な素材が使われていますが、よく使われる素材は、ナイロン、合皮、本革(なめし革)の3種類です。高級ブランドの多くは本革(なめし革)を採用しています。本革(なめし革)の特徴は、素材の持つ高級感やその存在感です。長く愛用することでエイジングと呼ばれる経年変化で素材の風合いを実感できる点や、使い続けるなかで付いたキズさえも味となる点、一生ものとしてこだわりを持って使い続けたい人に特に好まれます。
また、本革(なめし革)と言っても、その種類は幅広く、最も活用されるカーフスキン、カウハイドをはじめとする牛革や、緻密な繊維で高い強度を誇る山羊革(ゴート)、軽くて丈夫、柔らかい毛が心地よい豚革(ピッグスキン)等、種類によって特徴も異なるところもまた、魅力となっています。

さて、ここでは、ビジネスバッグに修理が必要になった場合に、どこに相談したら良いのか、どんなことが出来るのかを紹介していきたいと思います。

ビジネスバッグの主な修理内容

ここからはよくあるご相談と料金を紹介していきます。

・ビジネスバッグのパイピング交換
・ビジネスバッグのハンドル交換
・ビジネスバッグの革当て補修
・ビジネスバッグの金具交換
・ビジネスバッグの根革交換
・ビジネスバッグの芯板交換
・ビジネスバッグの内装交換
・ビジネスバッグのクリーニング・染め直し

ビジネスバッグのパイピング交換

バッグの外周や端に使用されているパイピングは、一番擦れてしまう個所なので、革が欠損して中の芯が飛び出してしまうことも多いです。
似た革を使用して、破れている個所を覆い隠します。
新しい革と元の革との境目を極力目立たなくするのが職人の腕の見せ所です。

【Louis Vuitton(ルイヴィトン)のパイピング交換】

【Orobianco(オロビアンコ)のパイピング交換】

★ビジネスバッグのパイピング修理の料金
・バッグのパイピング交換:4,400円(税込)/1ヵ所
・バッグのパイピング全周交換:1万7,600円(税込)~/1本

※ 現物確認後のお見積り確定となります。
※ 革は在庫にある中で可能な限り似たものを使用します。

ビジネスバッグのハンドル交換

【Bottega Veneta(ボッテガヴェネタ)のハンドル交換】

ハンドルは常に手で触れる個所なので、革の劣化が進みやすいと言えます。
皮脂や汗により変色してしまったり、硬化やヒビ割れ、負荷のかかる付け根部分の破れなど、トラブルは枚挙にいとまがありません。
コーチのハンドルは、平手や丸手、特殊な形状など様々な形がありますが、元の持ち手を分解して型紙として使用することで、同じ形状の持ち手を作ります。

持ち手の長さ、幅などは交換前と同仕様です。持ち手の長さや幅を変更することも可能ですのでお気軽にご相談ください。また、使用する革に関しては、在庫にあるもので、現状の持ち手と可能な限り似た色の革を使用します。なお、持ち手交換の作業後、使用した革の色や質感にご納得いただけなった場合は無料で再作業させて頂きます。

【Bottega Veneta(ボッテガヴェネタ)のその他ハンドル交換】

【Louis Vuitton(ルイヴィトン)とPrada(プラダ)のハンドル交換】

【その他のハンドル交換】

★ビジネスバッグのハンドル交換・修理の料金
・平手ハンドル交換:1万3,200円(税込)/2本
・平手で根革がない仕様の場合:1万6,500円(税込)/2本
・平手で肉盛りがある仕様の場合:1万7,600円(税込)/2本
※ 1本のみの交換は現在受け付けておりません。
※ コバ仕様で、ブランドオリジナルカシメがある場合は、流用不可となります。

・丸手ハンドル交換:1万7,600円(税込)/2本
・丸手で根革がない仕様の場合:2万0,900円(税込)/2本
※ 1本のみの交換は現在受け付けておりません。
※ コバ仕様で、ブランドオリジナルカシメがある場合は、流用不可となります。

・ビジネスハンドル交換:1万7,600円(税込)/2本
※ 1本の場合も同金額となります。
※ コバ仕様で、ブランドオリジナルカシメがある場合は、流用不可となります。

持ち手の幅・長さを現状から変更する場合でも追加料金は発生いたしません。

ビジネスバッグの革当て補修

鞄の底角の4箇所は、日常的な仕様により最もダメージを受けやすく破れやすい場所です。
破れた場合は持ち手やヘリ巻き革と可能な限り似た色の革で補強することが可能です。
基本的には、鞄の底角の4箇所の破れに対応した修理となります。
鞄の底角の4箇所以外の破れ部分も同じ方法で修理が可能ですが、悪目立ちするのでお勧めしておりません。

★ビジネスバッグのハンドル交換・修理の料金
・革当て補修1ヵ所:3,300円~9,900円(税込・革代込)
・革当て補修1ヵ所(底角):4,400円(税込)
・革当て補修1ヵ所(底角でハンドル交換と同時作業):2,200円(税込)
・革当て補修1ヵ所(縫い目に関与):6,600~2万2,000円(税込・革代込)
・革当て補修1ヵ所(裏側から補強):5,500円(税込)

※ 革は在庫にある中で可能な限り似たものを使用します。

ビジネスバッグの金具の修理、交換

金具の修理

金具の修理には、見た目を美しくする修理と、機能的な不具合を直す修理の2種類があります。

見た目の修理は、再メッキを施すことで新品のような輝きを取り戻すことが可能です。
特に、メッキが剥げてしまったというご相談は多く、状態やご希望に応じて、磨きを行うかどうかや、適したメッキ方法を選んで対応いたします。

詳しくは、下記のリンクより詳細をご確認ください。

・ 再メッキ加工:8,800円(税込)〜/1ヵ所
バッグや財布の金具 再メッキ修理案内

機能的に壊れた金具の修理では、紛失したパーツや外れてしまった部品を再生し、元の機能を回復させます。

ターンロック(ヒネリ金具)やショルダーの付け根に使われる金具などは、可動部にあり、日常的に力がかかるため破損しやすい箇所です。そのため、「壊れてしまったら直せない」と思われる方も多いですが、実際にはほとんどの金具は修理が可能です。

当店では、ねじやばねなどの部品を元の仕様に合わせて作成し、新しいものと交換することで修復を行います。お気に入りのバッグや財布の金具が壊れてしまった際も、ぜひ一度ご相談ください。

金具の交換

金具の交換は、ボタンやネジ、ホック、ガマ口など多岐にわたります。
特に、頻繁に開閉を繰り返す部分は摩耗しやすく、緩んだり外れたりするほか、経年劣化やサビによって固着や破損することもあります。

取れてしまった、壊れてしまったなど部品がなくなってしまった場合は、新たに金具をとりつけることが可能です。

当店では、オリジナルに近いデザインの金具を厳選し、違和感のない仕上がりを追求しています。お気に入りのアイテムを長く愛用するためにも、金具の不具合が気になり始めたら、お早めにご相談ください。

★ビジネスバッグの金具交換の料金
・カシメ、ボタンの金具交換:2,200円(税込)/1ヵ所
・カシメ、ボタン以外の金具交換:5,500円(税込)~/1ヵ所

その他のご相談についても、写真をお送りいただくか、お品物をお送りいただければ適切なご提案をさせて頂きます。

ビジネスバッグの根革交換

根革は、一番負荷のかかる個所なので、破れてしまうことが多いです。
似た革を使用して、交換させて頂きます。

【Louis Vuitton(ルイヴィトン)の根革交換】

 

★ビジネスバッグの根革交換修理の料金
・カシメを似たものに交換する場合:4,400円(税込/1ヵ所
・ブランドオリジナルカシメ片面再利用の場合:6,600円(税込)~/1ヵ所
※オリジナルカシメの表側のみを再利用する場合の料金です。

・ブランドオリジナルカシメ両面再利用の場合:7,700円(税込)~/1ヵ所
※オリジナルカシメの表側と裏側を再利用する場合の料金です。
※ 革の色による金額の変更等はございません。在庫の中で似たものを使用か、染色して近づけます。

ビジネスバッグの芯板交換

 

鞄の心材が歪んでしまうと鞄自体も歪んでしまうので内部の心材を交換することにより歪みを調整できます。

★ビジネスバッグの芯板交換の料金
・バッグの芯板交換:1万1,000円(税込)

ビジネスバッグの内装交換

バッグの内側(内張り)が経年劣化でボロボロになってしまい、外側はキレイなのに使えない状態になってしまった。
内側の内張りがベタベタになってしまった。
と言ったご相談も多く寄せられます。
このようなケースでは、同様の状態にならないように、生地自体が劣化しにくいシャンタン生地で張り替え修理させて頂きます。そうすることによって、正規店で交換するよりも、長期的に見ればランニングコストを抑えることが出来ます。

【BALLY(バリー)の内装交換】

【Louis Vuitton(ルイヴィトン)の内装交換】

【その他の内装交換】

★ビジネスバッグの内張り、内側の交換・修理の料金
・バッグの内装、内張り、内側の交換・修理の料金:2万2,000円(税込)

※ 上記金額は、お品物に付属するポーチなどの内装交換は含んでおりません。
※ 金具を外す必要がある場合、似た金具に交換させて頂く場合があります。
※ コバの塗り直しが必要な場合、簡易的な塗り直しになります。
※ 現状と同等のコバをご希望される場合は現物確認後のお見積りのご案内となります。

バッグの内側修理案内

ビジネスバッグのクリーニングと染め直し・染め替えの修理

染め直しは擦れや退色、シミ、キズなどにより、色が変わってしまった部分を全て染め直す作業になります。当社で使用している染料・顔料・仕上げ剤は、皮革生産工場で使用されているものをベースとしています。作業後に質感が変わる可能性もありますが、その場合は事前にご連絡させて頂きます。表面に汚れやゴミなどがある場合、 クリーニング後の染め直し作業となります。

※染め直しの作業に 「コバ補修」は含まれておりませんのでご注意ください。

★ビジネスバッグのクリーニングと染め直し・染め替えの料金
・クリーニング・染め直し(外側のみ作業):2万9,700円(税込)
※ バッグの内側が外側と同色の場合のみ内側も作業

・染め直し(複数色の追加料金):+5,500円(税込)/色数

バッグのクリーニング(カビや汚れ落とし)、染め直し 修理案内

レザーリフォームでの参考料金

・ビジネスバッグのパイピング修理 3,300円(税込)〜/1ヵ所
・ビジネスバッグの平手ハンドル交換修理 1万3,200円(税込)〜/2本
・ビジネスバッグの丸手ハンドル交換修理 1万7,600円(税込)〜/2本
・ビジネスバッグの革当て補修(底角) 4,400円(税込)〜/1ヵ所
・ビジネスバッグの金具の修理、交換 2,200円(税込)〜
・ビジネスバッグの根革交換修理 4,400円(税込)〜/1ヵ所
・ビジネスバッグの芯板交換 1万1,000円(税込)〜
・ビジネスバッグの内装交換・修理 2万2,000円(税込)
・ビジネスバッグのクリーニング・染め直し 2万9,700円(税込)
※詳しい修理内容についてはリンクをクリックすると上の詳細説明に移動します。

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