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【ダチョウ革編】 エキズチックレザーとは?種類のまとめ

ダチョウは、オスの成鳥となると体高は2.5m、体重135kgに達する鳥類で最大種の飛べない鳥でアフリカ中部と南部に生息しています。

「ダチョウ革」は、「オーストリッチ」と呼ばれ、羽根を抜いた後の突起した軸痕、通称「クイルマーク」と呼ばれる丸い突起模様が非常に特徴的な革で、耐久年数が牛革の10倍とも言われているくらい丈夫で軽い革になります。
「ダチョウ革」の醍醐味と言える「クイルマーク」ですが、実は全ての部分にあるわけではなく、背中部分の立派な羽が生えている部分にのみ存在し、大きな個体でも製品として使える部分は革全体の約40%程度なので大変貴重とされています。

「オーストリッチ」の加工方法は2種類あり、染料で染めた後の革の銀面に顔料や染料を塗布して「クイルマーク」と革を同じ色に染める半マットタイプの仕上げを「クラシックフィニッシュ」、反対に染料染め後の革の銀面を布やフェルトで磨いて艶を与え、「クイルマーク」を強調した仕上げを「サドルフィニッシュ」と呼びます。

また「オーストリッチ」の製品を販売する際に「フルポイント」や「ハーフポイント」と言った表現が使われますが、これは、ポイント=「クイルマーク」のことを意味します。
つまり、鞄などで言えば表面全面にまんべんなく「クイルマーク」が入っているものを「フルポイント」、 片側に「クイルマーク」が入って反対面は「クイルマーク」のない部分(ダチョウのお腹の部分など)を使用しているものを「ハーフポイント」と言います。
「ハーフポイント」か「フルポイント」かで、使う革の量が違うので製品の価格にも大きく反映されます。

ダチョウの脚部の革は「オーストレッグ」と呼ばれ、爬虫類に似たウロコ状の模様が特徴的な革となっています。脚部の革なので1匹のダチョウからは2枚しか取れず、傷も多く使用できる部分も限られるため、貴重かつ高級な革となっています。

ダチョウの羽根は「オーストリッチフェザー」と呼ばれ、ステージ衣装、インテリア等に利用されています。特にドレス、帽子の飾りなどで使用されています。
また「オーストリッチフェザー」は静電気を帯びない為、電気機器、自動車関係のダスター(ほこりや塵、ゴミを払うもの)にも使用されています。

オーストリッチ


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