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【エイ革編】 エキズチックレザーとは?種類のまとめ

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エイ革は、「スティングレイ」「ガルーシャ」とも呼ばれ、日本近海にも広く棲息し、食用として一般的なアカエイを鞣した革になります。(日本近海に生息するアカエイは、エイ革に加工できる品種ではありません)

エイ革と聞くとあまり馴染みがないかもしれませんが、日本で1,000年以上前から刀の柄の部分に使用されており、牛革30年、エイ革100年といわれるほど非常に硬く丈夫な光沢のある革です。

「スティングレイ」は、アカエイなどの毒針をもつエイの英語名になり、スティング=Stingは針を、レイ=Rayはエイを意味しています。

「ガルーシャ」は18世紀のフランスの革職人、ジャン・クロード・ガルーシャという人物の名前が由来です。
ジャン・クロード・ガルーシャは、エイ革を使用した刀剣の鞘作りの腕がとても素晴らしく有名でした。
その噂を聞きつけた当時の国王15世の目にとまり、国王と側近の為に彼が技術を振るったことがきっかけで、国王が『この偉大なエイ革職人の名前である「ガルーシャ」をエイ革の名称にしよう』と言ったことで、エイ革を「ガルーシャ」と呼ぶようになったそうです。

エイ革は昔から、「海の宝石」や「泳ぐ宝石」と呼ばれ高級皮革素材として珍重されています。
水に強く、非常に硬く、光沢感があり、ガラスビーズを一面に敷き詰めたような細かい粒上の鱗(通称「石」)が特徴的な革です。

この粒上の鱗の主な主成分は、人間の歯と同じリン酸カルシウムで、磨けば磨くほど光沢感が増します。

また、エイの背中の中心部分には、白い斑点状の光を感知する器官で第三の目のようなものがあり「スターマーク」と呼ばれています。
アジアの国々ではエイ革を「天眼」や「神の目」と呼び、とても縁起が良い革素材と重宝されている流れもあります。
ちなみに、この「スターマーク」は、エイ革一匹に一箇所しかありませんので、エイ革製品には、この部分を目立たせるデザインがとても多くなっています。

エイ革

以前は工業用ミシンを使用しても、革自体が硬い為、縫製の際針が折れたりして、縫う事自体が非常に難しいとされていました。

最近では鞣し技術が向上し、ソフトな革に加工が出来るようになりましたが、日本の革職人さんにはあまり好かれない傾向にあります。