「コーチの財布のツヤがなくなってきたのでクリーニングをお願いしたいです」
「ロエベの白い財布が汚れてしまって…汚れ落としってできますか?」
「ヴィトンの財布のクリーニングと色補修をお願いしたいです」
「セリーヌの財布の傷・擦れ補修と染め直しをしてほしい」
「ベージュの革財布の黒ずみって落とせますか?」
レザーリフォームでは、このように財布のクリーニングや汚れ落としに関するご相談についてもお問い合わせいただいております。
財布は、毎日使うものなので、汚れてしまったり、擦れて色が剥げてしまうことが多い商品です。
レザーリフォームでは財布の修理だけでなく、クリーニングや染め直し、汚れ落としも承っており
「新品同様に戻った!」と多くのお客様にご満足いただいております。
ボロボロに使い倒してしまう前に、一度クリーニングして新品同様に戻してみませんか?
ここでは財布のクリーニングや汚れ落としについて、詳しく解説していきたいと思います。
Contents
財布の素材の種類と特徴
財布に使われる素材として、大きく分けて、皮革・合成皮革・生地があります。
皮革(レザー)
皮革とは、動物の皮を加工した素材の総称で、一般的に牛、豚、羊、ヤギ、馬が使われることが多く、それ以外の動物(蛇、ワニ、爬虫類、サメ、など)はエキゾチックレザーと呼ばれます。
皮革を作るために飼育されている動物は稀で、多くの場合、食肉文化に根付いたエコな素材になります。
皮は腐敗したり硬くなることを防ぐ「なめし」という工程を経て、革製品の元となる革へと加工されます。
その後、染色や光沢などの加工が施され私たちが目にする革製品の素材になっていきます。
つまり普段私たちが目にしている革製品はなめした革を加工されているということ。
革の変色、剥げ、色落ちはその加工した上の部分が劣化したにすぎず、再度染色することで元の革の状態に戻すことができるんです。
革財布の汚れは日常的な使用で付着する埃や油分が主で、専用のクリーニングで落とすことが可能。
ただ、雨に濡れることと直射日光、湿気が苦手なのでそのような場所での保管は避けましょう。
皮革は適切に扱うことで長く使用でき、使い込むほどに味わいが増す素材です。
その特性を理解し、適切なケアを行うことで、皮革製品の魅力を最大限に引き出すことができます。
合成皮革
合成皮革とは天然皮革を模して人工的に作られた素材です。
見た目は革のようですが、原料に動物の皮は一切含まれていません。
代表的なものにヴィトンのモノグラム柄があるように、さまざまなプリントを施すことが可能。
天然皮革と違い、軽くて、水や汚れに強いという特徴もあります。
ちり・埃といった日常的な軽いよごれや、油汚れなどを落とすことが比較的簡単にできるので、扱いやすい素材と言えるでしょう。
天然皮革に比べて手入れが簡単ですが、長期使用による劣化は避けられません。
特に、ポリウレタン樹脂は水分、直射日光、高温多湿に弱いため、保管場所には注意が必要です。
生地
グッチのキャンパス、プラダのナイロンのように、財布には皮革以外にもいろいろな素材が使われています。
生地には染色、柄付けが自由自在。しかも軽いという特徴があります。
しかし、生地端のほつれや、毛羽立ってしまった場合修復は難しいというデメリットも。
生地のみであれば家庭での洗濯できないこともありませんが、財布などの場合、内側が革でつくられていることが多く、自宅でのクリーニングはほぼ不可能です。
ご自身の財布がどの素材であるか、確認はできましたか?
次は財布のクリーニング・汚れ落としが必要になった場合に、どこに相談したら良いのか、どんなことが出来るのかをここでは紹介していきたいと思います。
革財布のクリーニングについて
財布のクリーニングには大きく分けて2つの方法があります。①正規店(並行店)での修理か、②修理専門店での修理です。
正規店に依頼する場合と、一般の修理業者にする場合とで、メリットとデメリットを比較してみましょう。
①正規店のメリット
まず、正規店に依頼する場合のメリット。
- 本物であれば修理受付してくれるが、並行輸入品、海外購入品は修理を受付けない場合がある
- ブランドによっては簡単なメンテナンスを無料でしてくれる
- ギャランティ―カードや領収書、購入保証書がないと修理を受け付けない場合がある
- オリジナルの方法で修理してもらえるが、修理金額が高額になる場合が多い
- 見積もりや納期に長く時間がかかる場合が多い
②修理専門店(レザーリフォーム)のメリット
続いて、一般の修理業者に依頼する場合のメリット。
- 入手ルートに関わらず修理の受付が可能(保証書等も不要です)
- 純正品、純正パーツは再利用、パーツがない場合には類似のものと交換
- 修理費用は正規店と比較して安価
- 見積もりや納期は正規店と比較すると圧倒的に迅速
③まとめ
以上のように、財布のクリーニングについては、正規店に依頼する場合と、一般の修理業者にする場合とで、それぞれにメリットがありました。どちらの方法を選択するかは、お客様のご予算やご希望によって異なりますが、正規店でご購入されたものでれば、まずは正規店にご相談してみるのが良いでしょう。
クリーニング代の相場については、正規店と専門店、両方に見積もりを出してもらうのが確実ですが、正規店での修理代金は修理専門店の1.2倍~2倍くらい、基本的には正規店の方が少し高いことが多いです。
なお、正規店であっても、修理専門店であっても、状態によっては修理が不可能な場合はあります。ただ修理可能かどうかの基準は正規店と修理専門店とで異なりますし、修理専門店の中でも変わってきます。正規店に断られてしまった場合でも、修理専門店の場合には修理ができる場合がありますので、幾つかの店舗に相談してみるのをオススメします。
革財布の汚れ落としの方法
財布と一言で言っても元の素材はさまざま。
お手入れ方法も素材によってもちろん異なり、特に革財布などはお手入れ方法を間違えると、黒づみや汚れ、変色の原因を作ってしまったり、汚れが落ちるどころか取り返しのつかないことにもなりかねません。
毎日使う財布の汚れは、ちり、埃、皮脂をはじめ、バッグの中でボールペンのインクがついてしまった、手についていた油汚れがついてしまった、雨で濡れてしまった、カビが生えたなど原因はいろいろ。
そのため、どのように汚れにアプローチするかがプロの腕の見せ所。
レザーリフォームでは顕微鏡で汚れの種類を特定。その品物の汚れにあったクリーニング方法で汚れを落としていきます。
洗浄にどのような薬剤を用いるのか、また適切な温度は何度か、微調整を加えて適切な方法を探します。
革にしみこんでしまった頑固な汚れは、一度明るい色を付け汚れを目立たなくさせたのち元の色を再現し、染色を施していきます。
お化粧でいうところのコンシーラーですね。
染色といってもただ色を塗るだけでなく、アイロンで皮革を丁寧にならし、染めやすい状態に整えることからスタート。
職人が何万通りもある色の中から、元の色を忠実に再現していきます。
当店の染色には定評があり、「新品同様に戻った!」「お願いしてよかった」「これからも大切にしていきます!」と嬉しい声が日々寄せられています。
※染め替えは、一般的に非常にリスクの高い作業になりますので、綺麗に色が入らない、作業後に色が剥がれる、質感が変わるなどのリスクが発生することをご理解頂いた上でのみ作業させて頂いております。
革のクリーニング、汚れ落としの作業工程
財布を長持ちさせるために日々のケアは欠かせません。
カビが生えたりすると初期段階でないと落とすのが難しいなど、革財布はケアを怠ると取り返しのつかないことになることも。
そのため、ボロボロになってしまう前にメンテナンスに出すことをお勧めしています。
日常の汚れは日々のケアで落ちますが、皮脂汚れなど長年蓄積するようなものはやはり専門の業者にお願いするのがいいでしょう。
また、色が剥げてしまった、変色してしまった、白やベージュの革の財布が黒ずんでしまった、というような個人では対処できないようなものも専門の業者であれば新品同様にクリーニングすることが可能です。
ここではレザーリフォームでの革財布のクリーニング、汚れ落としの具体的な工程を紹介していきます。
① 財布の汚れの特定
クリーニングとは汚れを落とす作業ですが、その汚れの種類は複雑です。
・汗や飲み物など、水に溶ける「水溶性の汚れ」
・皮脂やボールペンなど、油に溶ける「油溶性の汚れ」
・泥、砂、すす、ほこりなど、水にも油にも溶けない「不溶性の汚れ」
大きく分けて汚れにはこの3種類がありますが、多くの場合この汚れが混ざり合っています。
また、内部に深く染み込んだシミの場合、強引に落とそうとすると、革内部の水分・油分のバランスを崩してしまい、革が固くなってしまったり、脱色の原因になることも。
そのため、作業前には一つずつ汚れの種類を見ていく必要があります。
レザーリフォームでは顕微鏡を使って、ミクロレベルで汚れを特定。汚れ落としの最適解を見つけ出します。
② クリーニング
衣類は洗濯機を使って水洗いしていきますが、革は水に濡れると変形してしまうので、そうはいきません。
革のクリーニングは、汚れの種類とは別に革の種類も関係してくるので汚れへのアプローチが多岐にわたります。
レザーリフォームでは水と油の中間の性質を持った溶媒を使用し、温度や、濃度を細かく調整。特定した汚れに合った洗浄方法で、汚れを落としていくので、表層の汚れはほぼ残りません。
深く染み込んだシミに関しては、無理にクリーニングで落とすことはせず、色補正によって目立たないように処理するので、革への負担を最小限にとどめます。
またカビが生えている場合は、布でふき取りをしてから十分に陰干しするという工程が加わる場合もあります。
クリーニングというのはどのような製品であっても、革に負荷をかける工程になるため、
この作業はできるだけ革への負担をかけないように丁寧に行っていきます。
③ けば立った革をならす
汚れを落とした後の革はいわば洗顔後の肌。
このような状態の革にいくら色を乗せても、美しい仕上がりにはなりません。
女性が化粧水や美容液をつけてお肌を整えるように、革も表面を整える必要があります。
専用のコーティング剤を吹き付け、アイロンで丁寧に革の繊維を整えていきます。革は湿気や熱に弱いので特殊な低温のアイロンを使用。
このように、革の表面を整えて次の工程に進みます。
④ 元の色を再現(染色)
染料により革自体を染色した後、顔料を表面に乗せる形で作業をしていきます。
表面に塗料の膜を作る形になりますので、表面が擦れたりして膜が剥がれると、元々の色がどうしても出てきてしまいますが、染料による染色でその点を可能な範囲でカバーしています。
奇抜な色の財布や、希少な限定商品をお持ちの方は色合わせに不安を持たれる方もいるかもしれません。
しかし、色には法則があって、どの色に何を足せば思い通りの色が再現できるかが決まっていて、基本の色があれば何万通りの色が再現することが可能なんです!
レザーリフォームには長年の間に体系化された色の調合のノウハウが揃っているので、どんな色でも合わせることができます。また、最新の色差計によるデジタル的な判断も使用しているので、科学的な面からも色合わせをしています。
そしてもう一つ大切なのが、元の風合いを損ねないこと。
レザーリフォームでは元の革の質感に合わせて染料を使い分けるので、買ったばかりのような自然な仕上がりに復元していきます。
⑤ 元のツヤに!コーティング
革の内部には、水分と脂分が適度に入っており、脂分は潤滑油の役割を果たします。
雨に濡れてそのまま放置すると水分の蒸発と一緒に内部の脂分も揮発してしまい、硬化の原因になってしまいます。
レザーリフォームでは、ありとあらゆる革用のオイルを過去にテストし、どういった品物にはどのオイルが適切なのかの経験値があります。
お品物に適したオイルを、お品物に適した方法で、オイルアップさせて頂きます。
染色した商品は、もはや新品同様ですが、お客様にこれからも長く使っていただきたいから、最後まで手を抜きません。
この工程は色止めだけでなく、傷や汚れが付きにくくしたりと、これからも長くお財布を愛用していただくための大切な作業です。
このように財布のクリーニングは大まかに5つの工程を経てお客様のお手元にお届けさせていただいております!
クリーニング・汚れ落としといっても、扱うのは革製品。女性のお化粧と同じくらい時間をかけて丁寧に行っていくんです。
この後はクリーニングによって生まれ変わった財布をご紹介していきます。
レザーリフォームでの財布クリーニングの実績
ヴィトンの財布クリーニング
ボッテガヴェネタの財布クリーニング
エルメスの財布クリーニング
コーチの財布クリーニング
サンローランの財布クリーニング
グッチの財布クリーニング
プラダの財布クリーニング
シャネルの財布クリーニング
レザーリフォームでの参考修理料金
修理内容 | 値段 |
---|---|
クリーニング・染め直し(外側のみ作業) 財布の内側が外側と同色の場合のみ内側も作業 |
1万5,400円(税込) |
染め直し:複数色の追加料金 | +5,500円(税込)/色数 |
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※ 材料を用意する場合、材料が用意出来てからの納期のカウントとなります。
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作業内容が明確になり、注意点をご理解いただいた上で、以下の内容が記載された作業開始のメールをお送りします。
・作業内容
・納期(修理完了品の発送日/受け渡し日)
・作業料金
・お振込先
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※ご入金が確認できていない場合は、完成品の発送を行うことはできません。
4~8月 9時~12時、13時~17時
9~1月 9時~12時、13時~19時
2~3月 9時~12時、13時~18時
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