S・N(東京都 在住)さま
レザーのコートは、購入した誰もが、着ているうちに「思い入れ」が出てくる「自分だけの一品もの」になってくるかと思います。
これを購入したのは5年前、某高級品専門の通販大手から、メーカーも有名どころです。
ラムレザーのダウンハーフコートなのでお値段も相当張りましたが、北国の真冬の寒さの中でもほかほかと温かなので、大変満足、愛着のある一品ものでした。
ただ、経年変化で仕方がないのか、ファスナーの右側のスライダー部分の縫い付けに解れが生じてきて、スライダー部分が固定されず動いてしまうため、ファスナーが大変はめ込みづらい状況にだんだんとなってきました。
下手すると、ファスナーをうまくはめて、上にあげるまでに10分以上も奮闘している、という按配になってきたため、購入元の通販大手に修理依頼のため、現品を送って、見積もっていただきました。
買ったところに、修理を依頼する、ごく自然な流れです。
大変丁寧な応対をしていただけましたが、
「縫い付け部分の解れ修理はファスナーの特性上できません。ファスナー交換の修理を承ることも可能ですが、革製品のため針穴が革表面及び裏地に残ってしまうこと、海外での修理となりますためそれなりのお時間を頂戴いたします」
とのこと。なんだか、「無理です。できません」と言われているような気分になり、別途、修理専門店を探すことにしました。
『レザーリフォーム』さんを見つけたのは、ネットの検索からでしたが、ネット上で他にもいくつか見つけたお店の中から、『レザーリフォーム』さんに依頼の依頼を決めたのは、「修理価格の提示がとことん細分化されていてクリアー」「修理完了時期の提示がクリアー」「メールの問い合わせのレスポンスがはやくて丁寧」「修理内容については客の希望に可能な限り対応してくれる」などが決め手となりました。
本日、無事修理が終わり、自宅に届けていただきましたが、購入元の通販大手からの回答にあった「難所」を軽くクリアー、がっちり丈夫なファスナーに交換されていて、問題のスライダー部分も、スムーズにはめ込んでスライドさせることができるようになっていました。
ちなみに、修理のお値段は、購入元の見積もり価格とほぼ同じ。
それならば、どちらに頼むのが正解か、誰にも一目瞭然でしょう。
これで、修理後の宅配便の箱の中にオリジナルの革製小物でも入っていたら「神」と讃えたいところですが・・・・・
ってオイオイ、「お客様の無理難題に対応させていただくのは、修理に限定ということで、どうかご容赦を」って、社長さんが泣いてますよ!!