「30年前のA-2ジャケットをレストアしてほしい」
「ヴィンテージのレザーグローブのほつれを補修したい」
「50年代のライダースを、オリジナルの状態を維持して作り変えてほしい」
「劣化が激しい革鞄、よみがえらせることはできますか?」
「革ジャンのほつれが目立ってきたけど、まだ着たい」
レザーリフォームでは、革ジャン、ライダージャケット、レザーバッグ、レザーグローブなど、レザーアイテムのほつれ修理について多数のご相談をいただいております。
部分的に負荷がかかる部分の修理であればほつれを補修するだけで修理することができますが、アイテムそのものが古くなったり、劣化していると部分的な補修だけでは状態を保つことができなくなります。
それでも、長年使ってきたものや、大切な人から受け継いだものなど、「まだ使い続けたい」と思う革製品は簡単には手放せないものです。
「この形が好きだから、これからも使いたい」
「もう手に入らないものだから、できるだけ残したい」
そんなご希望にお応えする方法のひとつが、レザーアイテムのオーバーホールです。
オーバーホールは、部分的なほつれを補修するだけでなく、製品を一度解体し、再度縫い直す修理です。
このページでは、革ジャンやレザーバッグなどのオーバーホール修理について、どのような状態で必要になるのか、事例とあわせてご紹介します。
革ジャン、レザーバッグなどのオーバーホールとは
革製品のオーバーホールとは、簡単にいうと大がかりなほつれ補修です。
革ジャンやレザーバッグなどは、長年使用していると縫製糸が少しずつ劣化し、最初は一カ所だったほつれが、別の場所でも次々と発生することがあります。
一カ所のほつれだけであれば、その部分を縫い直すことで修理できます。
しかし、糸の劣化が製品全体に広がっている場合、一カ所を直しても、また別の場所がほつれてしまいます。
そのような場合には、傷んでいる箇所を部分的に補修するのではなく、一度アイテムを解体して縫製をやり直します。
これからも使える状態にするための修理
長年使用した革ジャンやレザーバッグでは、表面の傷や革の破れ、裏地の破れ、ファスナーの不具合など、目に見える部分の劣化が気になりますが、見た目では分かりにくいところでも、製品を縫い合わせている糸の劣化は少しずつ進んでいます。
例えば、一部の革が破れている場合でも、その部分の革を新しく交換すればこれまで通りお使いいただくことは可能です。
しかし、製品全体の糸が劣化していると、一部分を直したところで、また別の場所から次々とほつれが連鎖してしまいます。この状態のままでは、これからも長く使い続けることは難しくなります。
だからこそ、一度すべてのパーツを解体して縫い直す「オーバーホール」が必要なのです。
当店では、目の前にある傷みだけを修理するのではなく、革や縫製、裏地など製品全体の状態を確認したうえで、どこまで修理する必要があるのかを判断しています。
一時的に使える状態にするのではなく、修理後もできるだけ長くお使いいただける状態にすることを目指しています。
もう手に入らない「形」を、これからも使い続けるための修理
レザーアイテムは、古くなったり痛んだりした時には、すでに生産終了していて同じものが手に入らないケースも少なくありません。
「もう販売されていないけれど、この形が好きだから使い続けたい」
「大切な人から譲り受けたものだから、このデザインを残したい」
そんなお悩みをお持ちの方には、オーバーホール修理をお勧めしています。
製品を一度解体し、使える部分を残しながら傷んだ革やパーツを新しいものへ交換・再縫製することで、愛着のある「形」や「デザイン」のまま、再び使える状態に蘇らせることが可能です。
時間を戻すことはできませんが、素材を入れ替えることで、一度は使えなくなったレザーアイテムをこれからも長く愛用していただけます。
「素材をすべて残すこと」よりも、「この形をこれからも使い続けたい」。
そんな想いのあるレザーアイテムをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
どこまで傷んだらオーバーホールが必要か
費用や期間を考えると、できれば部分的なほつれ補修で済ませたいところかと思います。
しかし、大切なレザーアイテムをこの先も長く使い続けたいとお考えであれば、オーバーホールでしか根本的な解決ができない場合があります。
道具を使わずにほつれる場合
「ひっぱったら糸が切れてしまった」「服の重みで袖がほどけた」
このように道具を使わずにほつれが生じてしまったら、注意が必要です。
製品全体に使われている縫製糸は、すべて同じ時期に同じ条件で縫い合わされたものです。
つまり、日常的に強い力が加わらないような箇所でほつれが発生し始めた場合、他の箇所の糸も同様に劣化が進んでいることを意味します。
部分的にほつれを補修すると、普段は負荷のかからない部分が劣化することがあるため、部分的にほつれ修理を繰り返すよりも、一度解体して全体を縫い直すほうが、結果として永く安心してお使いいただけます。
革の劣化や型崩れが気になる場合
「誤って洗濯してしまった」「長年の使用による革のたるみが目立つ」といった場合にも、オーバーホールで対応することができます。
濡れて縮んでしまった革や、伸びて型崩れを起こした革は、組み立てられた製品の状態のままでは補正することができません。
一度全体を解体し、各パーツに対してアイロン掛けや形状補正を施した上で再縫製することにより、できる限り元の美しさと立体感を取り戻すことができます。
革の劣化や型崩れは、見た目だけでなく、製品全体の状態にも関わるものです。気になる変化が見られたら、部分的な修理で対応できるのか、オーバーホールが必要なのか、一度確認してみることをおすすめします。
大切なレザーアイテムをこれからも長く愛用していただくために、ほつれや革の劣化、型崩れなど、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
オーバーホールの作業実績
ここでは、実際にレザーリフォームで行ったオーバーホールの事例をご紹介します。
革ジャンのオーバーホール
レザージャケットのオーバーホールをいたしました。
革や裏地の破れそうな所は補強しております。
アイテムはお持ち込みいただき、作業いたしました。
ダブルライダースのオーバーホールをいたしました。
ボタンは似たものに交換し、裏地の破れそうな部分は補強しております。
同時に袖幅詰めも行いました。
なお、アイテムはお持ち込みいただき、作業しております。
糸がすべて傷んでいたため、オーバーホールを行いました。
ボタンは外して似たものに交換し、胸ポケットのファスナーも交換いたしました。
なお、アイテムは発送にてお送りいただき、作業いたしております。
糸のほつれが気になるとご相談いただき、店頭へお持ち込みいただきました。
アイテム全体の強度や今後の耐久性を考慮し、部分的な補修ではなく、オーバーホールをご提案の上、作業いたしました。
普段使いにストレスがないようにガッチリ直したいとのことで、オーバーホールを行いました。
同時にフロントファスナー交換も行いました。
ファスナー部分にあったウィンドフラップを取り外し、そのウィンドフラップから革を裁断して、襟の毛抜け部分2箇所を自然に目立たなくするように修復いたしました。
なお、アイテムは配送にてお送りいただき、作業しております。
バッグのオーバーホール
財布のオーバーホール
飲料で濡れてしまった革のシワを伸ばしてほしいとのご依頼でしたので、全解体してアイロンをかけてシワを伸ばす作業を行いました。
飲料の臭いが残っているとのことで、別途料金にてオゾン消臭も行っております。
なお、アイテムは配送にてお送りいただき、作業しております。
手袋のオーバーホール
指先から人差し指・中指にかけて縫い目のほつれが気になるとご相談いただきました。
糸全体の劣化が見られたため、オーバーホール修理を実施いたしました。
また、同時にブランドロゴパーツ全周のパイピング交換も別途料金にて行っております。
なお、アイテムは配送にてお送りいただき、作業いたしました。
レザーリフォームでの参考修理料金
現状の縫製状態およびご希望の仕上がり内容に応じて、現物確認後にお見積りをご案内いたします。
また、内容によってはお見積りにお時間をいただく場合がございます。
| 修理内容 | 値段 |
|---|---|
| レザージャケットのオーバーホール | 16万5,000円(税込)~ |
| レザーパンツのオーバーホール | 8万8,000円(税込)~ |
| レザーバッグのオーバーホール | 3万3,000円(税込)~ |
| 革財布のオーバーホール | 2万2,000円(税込)~ |
| 革手袋のオーバーホール | 3万3,000円(税込)~ |






































